【最新版】注文住宅にあると便利なおすすめの住宅設備20選

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【最新版】注文住宅にあると便利なおすすめの住宅設備20選【最新版】注文住宅にあると便利なおすすめの住宅設備20選

注文住宅のプラン計画で設備を決めるときに必要だと思っていても、実際に生活を始めてから「使い勝手が悪い」「イメージしていた快適さと違う」など、やっぱりいらなかったと後悔する人が一定数います。

設備選びで後悔しないためにも、本当に必要な設備を見極めて、導入の有無を決断しなくてはいけません。

住宅設備は使い勝手を良くするため、つねに進化を遂げています。最新の住宅設備は生活を手助けしてくれるものが充実しているので、どの設備を選べばいいか迷われる方も多いでしょう。

そこで本記事では、あると便利なおすすめの設備を紹介します。設備選びで後悔しないためのコツについても解説しているので、これからマイホームを検討する方・今まさにプランを計画中の方は、ぜひ参考にしてください。

この記事で学べるコト

  • 本当におすすめの住宅設備がわかる
  • 各設備のおすすめ理由がわかる
  • 住宅設備を選ぶポイントがわかる

1. 注文住宅にあると便利なおすすめの設備【20選】

注文住宅で提供されている設備は豊富で、どれを選べば良いのかわからない方も多いでしょう。

そこで、本章では利用シーンを6つに分けて全部で20のおすすめ設備を紹介します。

1-1.居室におすすめ!4つの設備

居室におすすめ!4つの設備

生活のなかで多くの時間を過ごす居室。ふだんいる時間が長いため、完成した注文住宅の満足度を測るうえで直接的な影響をあたえる場所といえます。

居室では次の4つの設備がおすすめです。

  • ペアガラス(複層ガラス)・トリプルガラス(三層ガラス)
  • 樹脂サッシ
  • 調湿建材
  • 床暖房

それぞれの設備で導入を強くおすすめする理由を詳しく解説します。

ペアガラス(複層ガラス)・トリプルガラス(三層ガラス)

家の断熱性能を決めるのに大きく影響してくるひとつが窓です。窓を選ぶときには、ペアガラス(複層ガラス)・トリプルガラス(三層ガラス)の窓をおすすめします。

ペアガラスとは、2枚のガラス板の間に中空層と呼ばれるすき間をつくり、乾燥空気やアルゴンガス・クリプトンガスなどを閉じ込めてつくられたガラス窓を指します。3枚のガラス板でつくられたものは「トリプルガラス」と呼ばれています。

さらに、遮熱・断熱の効果を高めるために開発された「Low-Eガラス」も存在します。Low-Eガラスとは、金属の膜でコーティングしたガラスのことで、室内側の窓にLow-E膜をコーティングしたガラスは断熱タイプ。室外側の窓にLow-E膜のコーティングを施したガラスは遮熱タイプに分けられます。

たとえば、断熱タイプのLow-Eペアガラスは、下の図のような構造になっています。

Low-Eペアガラス(断熱)の構造

室内の温度を一定に保つには、外気による影響をできるだけ室内に伝わらない工夫をしなくてはいけません。

ペアガラスやトリプルガラスは、中空層で温度を調整してくれるため、夏場は涼しく、冬は暖かい室温をキープできます。

断熱性能の高い注文住宅を建てたい方には、より性能が高いLow-Eトリプルガラスがおすすめです。

樹脂サッシ

前述で窓ガラスについて紹介しましたが、窓のサッシも断熱性能において重要です。そこでおすすめしたいのが熱伝導率の低い樹脂サッシです。

日本の住宅では、古くから安価で加工しやすいアルミサッシが主に使われてきました。しかし、アルミサッシは外気温を室内に伝えやすいため、断熱性能が低くなってしまいます。

その点、樹脂サッシの熱伝導率はアルミサッシの約1,000分の1です。外気の影響を受けにくいサッシと言えるでしょう。

また、結露しにくいため梅雨時期や冬場のお手入れがラクなのもメリットです。

調湿建材

調湿建材とは、室内の湿度を自動で調整してくれる建材です。

表面に微細な穴が無数に空いています。室内の湿度が高くなると空気中の湿気をため込み、湿度が低くなると放出するのが特徴です。

住宅で使われている調湿建材は、湿度が50%~60%になるよう生産されています。人が過ごしやすい湿度は40%~60%のため、快適な湿度に自動で調整してくれます。

さらには「汚れにくくお手入れがしやすい」「消臭効果もある」というメリットもあります。

床暖房

寒い時期に重宝するのが床暖房です。足元から部屋全体を暖めるので、エアコンのようにホコリを舞いあげることがありません。空気を乾燥させることがないので健康的な生活にうってつけです。

床暖房には、ガスで沸かしたお湯を通して床を温める温水式と電気でヒーターを発熱させて床を温める電気式があります。導入コストは電気式の方が比較的安価ですが、部屋を暖める時間は温水式の方が早いです。

建築予算との兼ね合いをみながら、どちらの床暖房にするか検討すると良いでしょう。

1-2.キッチンにおすすめ!4つの設備

キッチンにおすすめ!4つの設備

続いてキッチンでおすすめの設備を紹介します。キッチンでは次の4つの設備を検討してみるのが良いでしょう。

  • フロントオープンのビルトイン食器洗い乾燥機(深型)
  • タッチレス水栓
  • 浄水器付き水栓
  • パントリー

オープンフラットのビルトイン食器洗い乾燥機(深型)

キッチンにはビルドインビルトイン食器洗い乾燥機があると便利です。洗い物にかける時間を削減できるので食後の時間を有意義につかえます。

大きめのお鍋やお皿などを出し入れしやすいように、引き出しの食洗機よりもフロントオープンの扉の方が使い勝手が良いです。さらに、洗浄できる容量が豊富な深型を選ぶと良いでしょう。

一度に洗う食器の数は、家族構成や1回の食事量などで変わってきますが、今後家族が増える・食べ盛りの子供がいる家庭では、深型でフロントオープンの食器洗い乾燥機を検討してみましょう。

タッチレス水栓

タッチレス水栓は、新型コロナウイルスによって導入する方が増えた設備のひとつです。手をかざす・食器をセンサーに近づければ、水を出したり止めたりできます。

洗い物中などで手が汚れていても、レバーを操作することなく吐水・止水できるので衛生的でかつ、節水効果も高いです。

また、スタイリッシュなデザインが多いので、キッチンで格闘することの多い水垢の掃除がしやすいというメリットもあります。

浄水器付き水栓

きれいな水がすぐに飲めるように、キッチンには浄水器付きの水栓を取り付けることをおすすめします。

カートリッジの交換が必要になるため、導入コストの他にランニングコストはかかります。しかし、ウォーターサーバーのように場所をとらず投資額に対して得られる価値は多いでしょう。

先ほど紹介したタッチレス水栓に浄水機能が備え付けられている製品もあるので、このふたつの組み合わせがベストです。

パントリー

料理好きの方には、パントリーを設置することをおすすめします。パントリーとは、キッチン近くに設けられた収納スペースです。

調理器具や食器、調理家電のお料理で使う道具をしまっておける他、常温保存可能な食料品・日用品や備蓄など収納できます。

リビングからの死角にパントリーを配置することで、キッチンに物が煩雑になるのを防げます。つねにきれいな状態を維持できるので急な来客時にも安心できるでしょう。

1-3.浴室・洗面におすすめ!3つの設備

浴室・洗面におすすめ!3つの設備

浴室や洗面にもおすすめしたい住宅設備が3つあります。

  • 浴室暖房乾燥機
  • 追い炊き機能
  • 二口水栓・二口ボウルの洗面台

それぞれの理由について詳しくみていきましょう。

浴室暖房乾燥機

洗濯物が外に干せないときに便利なのが浴室暖房乾燥機です。梅雨時期などでも洗濯物を溜める心配がありません。花粉症の方にも浴室暖房乾燥機はおすすめです。花粉が舞う時期にも衣類に花粉を付着させることなく洗濯できるので、つらい思いが少なからず軽減できるでしょう。

乾燥機能をうまく活用すれば、お掃除の頻度を少なくできます。入浴後に浴室内を乾燥させることでカビの発生を抑えられますので、ぜひ実施してみましょう。

また、暖房機能付きにすることで、寒暖差があるときには入浴前に浴室を暖めておくことでヒートショックの予防にもつながります。

追い炊き機能

1日の疲れを癒してくれる浴槽には追い炊き機能があると良いでしょう。

どこのご家庭でも家族で入浴時間はまちまちになるものです。追い炊き機能があれば、浴槽に張ったお湯を温めなおして快適な入浴時間を楽しめます。

二口水栓・二口ボウルの洗面台

洗面スペースをある程度確保できる場合におすすめなのが二口水栓または二口ボウルの洗面台です。

1日のなかで洗面台にいる時間が長くなるのが朝の時間帯。家族で使いたいタイミングが重なってしまうと時間をロスしてしまいます。

その点、二口水栓や二口ボウルの洗面台であれば同時に2カ所のスペースを使えるので、忙しい時間にピッタリな設備と言えるでしょう。

家族で通勤・通学の時間帯が重なるご家庭にはおすすめの住宅設備です。

1-4.トイレにおすすめ!2つの設備

トイレにおすすめ!2つの設備

普段の生活で欠かすことのできないトイレ。衛生面を考慮して、つねにきれいな状態をキープしたい場所には、以下2つの設備をぜひ取り入れてください。

タンクレストイレ

タンクレストイレとは、その名のとおり「水を溜めるタンクがない」トイレです。タンクがない分、トイレ本体がスッキリとしたフォルムです。

タンク上に備え付けられ手洗い場がないため、別途、手洗いカウンターなどを設けなくてはいけません。しかし、トイレ本体の構造がシンプルになっているため、お掃除がラクにできます。

また、タンクレストイレは節水効果が高いので水道代の節約につながります。

洗浄機能の高いトイレ

トイレには便利な機能が備え付けられている製品が多いです。そのなかでも、洗浄機能の高いトイレがおすすめです。最新のトイレはそもそも汚れが付着しにくい素材でつくられています。さらに、汚れが飛び散りにくく設計されています。

また、水を流す際の水流で汚れを落とす、泡で洗浄するといった機能性の高いトイレが発売されています。

衛生的なトイレを維持するためにも、トイレの洗浄機能を比較してみると良いでしょう。

1-5.玄関・外構におすすめ!4つの設備

玄関・外構におすすめ!4つの設備

玄関は家の顔とも言うべき場所で、お住まいの印象を決める要素のひとつです。玄関まわりや外構にひと工夫すると暮らしやすさが一段階アップします。

電子・電気錠システム

玄関には電子錠もしくは電気錠システムが搭載されたドアの設置がおすすめです。

買い物帰りで手がふさがっている状態でも「カードキーをかざす」「近づくと自動で解錠できる」など、キーを差し込むことなくロックを解除できます。

毎日、何気なくおこなっている施錠・解錠のひと手間を簡略化するだけで生活の質が高まります。

人感センサー付き照明・外部照明

玄関に人感センサー付き照明を取り付けるのがおすすめです。帰宅後の玄関に明かりがともることで安心感のある玄関に仕上がります。

人感センサー付きにすることで、スイッチに手を伸ばす必要がなくなり、自動で電気が付けられます。人を感知しないときには電気が消えているので、消し忘れを防止できて節電効果に期待できます。

また、駐車場付きの戸建てを検討しているなら外部照明があると良いでしょう。

駐車場から玄関までのアプローチに明かりがあることで、夜の暗いなかでも安全に歩け、防犯対策にもなります。

宅配ボックス

ステイホームで需要が高まったのが宅配ボックスです。外出を控えて、オンラインショップで買い物をする方が増えたからです。

非接触で荷物の受け取りができるとあって人気がある設備です。

マンションでは、宅配ボックスが備え付けられている住宅も多いですが、注文住宅などの戸建て向けにもさまざまなデザインの宅配ボックスが販売されています。

ネットショッピングを頻繁にするご家庭では、宅配ボックスの導入を検討してみると良いでしょう。

立水栓

玄関脇や庭にあると便利なのが外用水栓です。車の洗車や庭でプール・植栽の水やりなど、外で水を使う機会は少なからずあるからです。

なかでも、散水栓よりも立水栓をおすすめします。設置費用は高くなってしまいますが、吐水・止水する際にかがむ必要がなく利便性が高いのが特徴です。

おしゃれなデザインの立水栓も販売されているので、外観にマッチする立水栓を選びましょう。

1-6.省エネ設備でおすすめ!3つの設備

省エネ設備でおすすめ!3つの設備

2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、省エネ性の高い住宅が注目を集めています。そのなかで、注文住宅に設置をおすすめする省エネ設備は次の3つです。

  • 太陽光発電システム
  • 家庭用蓄電池
  • 高機能給湯設備

太陽光発電システム

太陽光によって電気をつくる太陽光発電システムは、省エネ設備のトレンドのひとつです。最近では、東京都の新築住宅に太陽光パネルを義務化する条例改正案がまとめられて話題になりました。

太陽光によって発電された電力を住宅設備に利用できるので、月々の光熱費を抑えることが可能です。

また、発電量によりますが、余剰分の電気を電力会社が買い取ってくれます。売電価格は年々減少していますが、少なからず電気を売って収入が得られます。

家庭用蓄電池

太陽光発電システムと一緒に導入を検討されるのが家庭用蓄電池です。太陽光発電システムでつくられた電気によって充電して貯めておけるので、災害時でも電気を利用できる心強い設備です。

ただし、導入費用が高いという欠点もあるため、災害に備えた家づくりをしたい方に向いている設備と言えるでしょう。

高機能給湯設備

帰宅後の手洗いや入浴時、調理中などお湯を利用するシーンは多くあります。生活するうえでなくてはならないのが給湯機です。

そこで導入してほしいのが高機能な給湯設備。機能が優れているものほど光熱費の節約に効果的だからです。

高機能な給湯設備には「大気中の熱を設備内に組み上げて利用することで電気代を抑える設備」「排気ガスに含まれる熱を再利用してガス代を抑える設備」などがあります。

イニシャルコストとランニングコストのトータルバランスで鑑みると、高機能給湯設備はメリットが大きいです。

2.「やっぱりいらなかった…」と後悔しないために|住宅設備を選ぶ4つのポイント

「やっぱりいらなかった…」と後悔しないために|住宅設備を選ぶ4つのポイント

「最新の機能でなんか良さそう」「ハウスメーカーの営業さんや設計さんがおすすめするなら」と新居に導入する設備を安易に決めてはいけません。

導入したけど「やっぱりこの設備はいらなかった…」と後悔しないためにも設備選びを慎重にしましょう。

このような失敗をしないために、住宅設備を選ぶ際のポイントを4つ紹介します。

2-1.本当に必要な設備を厳選する

住宅に必要な設備は家族のライフスタイルによって違います。そのため、本当に必要な設備を家族で話し合って厳選しておくと良いでしょう。

実際の生活シーンで設備を利用するのは、あなたや家族です。普段の生活に落とし込んだときに本当に必要な設備なのか、優先順位をつけて絞り込んでおきましょう。

また、意見を出し合って導入する設備をピックアップしたら、設備メーカーのショールームを見学しておくのもおすすめです。

実際に設備のサイズ感や使い勝手を直に体験して、「家族も使いやすいか」「グレードでどのような機能の違いがあるか」など、比較してみましょう。

2-2.標準の設備かオプションの設備か

住宅設備を決めたら、その設備が建築会社で標準仕様・オプションのどちらになるのか調べておきましょう。

通常、ハウスメーカー・工務店では設備があらかじめ決められています。そのため、A社は標準で導入できるがB社はオプションで追加費用が必要になるというのがざらにあります。

注文住宅を予算内で建築できるかの重要な要素のひとつになるため、必ず調べるようにしましょう。

標準仕様とオプションの違いについては「標準仕様とオプションの違いは?家づくりを成功させる具体的な3つの行動」で詳しく解説しています。気になる方は、ぜひ参考にしてください。

2-3.設備を導入した知人宅や利用者の口コミを参考にする

検討している設備を知人で導入した人がいれば、その人に意見や自宅を見学させてもらえないか相談してみると良いでしょう。

導入してみて使い勝手の良し悪しや改善点など、生の声が聞けるのは、とても参考になります。さらに、ご自宅を見学できれば自身で使う時に「こういう機能があったら良いかも」「もう少し高さがあった方が良いかも」など、見えてくる部分も広がるはずです。

また、利用者の口コミを調べるのもひとつの手です。「〇〇 口コミ」などで検索することで、さまざまな体験談をみてみるのも良いでしょう。

ただし、第三者の意見をすべて鵜吞みにしてはいけません。あくまで参考程度に聞いておくのがコツです。

2-4.ハウスメーカー・工務店の担当者に相談する

注文住宅を依頼しようと検討しているハウスメーカー・工務店の担当者に相談してみるのも良いでしょう。

日々、多くの顧客ニーズに対して提案をしているため、最新トレンドや採用されやすい人気の住宅設備を知っているアドバンテージがあるからです。

今の生活で設備に対して不満に思っている課題やこんな暮らしをしたいといった要望を伝えることで、この設備で解決できるといったアドバイスが貰えます。

まとめ

暮らしを豊かなものにするには、住宅設備はかかせません。そのなかでも、ぜひ取り入れて欲しいおすすめの設備を紹介しました。

  • ペアガラス(複層ガラス)・トリプルガラス(三層ガラス)
  • 樹脂サッシ
  • 調湿建材
  • 床暖房
  • フロントオープンのビルトイン食器洗い乾燥機(深型)
  • タッチレス水栓
  • 浄水器付き水栓
  • パントリー
  • 浴室暖房乾燥機
  • 追い炊き機能
  • 二口水栓・二口ボウルの洗面台
  • タンクレストイレ
  • 洗浄機能の高いトイレ
  • 電子・電気錠システム
  • 人感センサー付き照明・外部照明
  • 宅配ボックス
  • 立水栓
  • 太陽光発電システム
  • 家庭用蓄電池
  • 高機能給湯設備

しかし、普段の生活で設備を利用するのは、あなたと家族です。家族ごと生活スタイルが異なるため、必要な設備を取捨選択しなくてはいけません。

本記事で紹介した設備や選び方のポイントを参考に、新生活をスタートさせてから「やっぱりこの設備を取り入れてよかった!」と満足できるよう、本当に必要な設備を選びましょう。

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